札幌 糖尿病治療 日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医 医学博士 栗原内科

〒004-0053 北海道札幌市厚別区厚別中央3条5丁目7-28

地下鉄東西線 「新さっぽろ駅」 9番出口 徒歩5分
厚別「厚別青葉通」沿い 駐車場25台 完備
月・火・木・金 8:00~11:30 / 13:00~15:00
水・土 8:00~11:00  日祝休

ただし初めて受診される患者様は時間がかかりますので、午前は10:00頃、午後は14:00頃までに来院して下さい。

お問合せはこちらの番号から

011-892-3522 ホームページを見たとお伝えください

糖尿病について

糖尿病について

糖尿病とは

食事をすると、糖質は分解されてブドウ糖となり、血液中に入って全身に送られます。そしてすい臓から分泌されるインスリンの働きで、ブドウ糖は細胞内に吸収され、エネルギーとなります。エネルギーとして使われなかったブドウ糖は、これもインスリンの働きで脂肪細胞の中に蓄えられます。これが、何らかの原因で、インスリンの分泌量が少なくなってしまったり、インスリンの働きがよくなかったりすると、ブドウ糖は脂肪細胞の中にキチンと吸収されず、血液中にあふれ出て、どんどん濃度が高くなっていってしまいます。この状態が続くと、血液中のブドウ糖の量(血糖値)が慢性的に増えるため、全身の様々な部分に悪影響が出てきます。これらのことを「糖尿病」といいます。

糖尿病の「三大合併症」

糖尿病の恐ろしさは、その「合併症」にあります。糖尿病だと診断されても、初期段階では、特に自覚症状はあまりありません。しかし、糖尿病を放置していると、数年~10年程度で、非常に恐ろしい様々な病気を引き起こします。その中でも代表的なものが、「三大合併症」と言われるものです。

・「糖尿病性網膜症」は、失明に(失明の原因1位)。
・「糖尿病性神経障害」は、
 ひどくなると壊疽による下肢切断に。
・「糖尿病性腎症」は、人工透析に。

どんどん発展していってしまう恐ろしいものなのです。

糖尿病3大合併症

当院で行っている糖尿病の治療

スタッフと連携

現在3,000人の患者様がおり、午前中だけでも100人近い患者様が来院されますが、医師とスタッフと連携を図って診療に当たっており、あまりお待たせすることはありません。スタッフは看護師、管理栄養士、検査技師、事務がいますが、糖尿病療養指導士(CDEJ)の資格を持つスタッフが5名在籍しています。さらに非常勤の医師も9名診療に加わっていただき、診療にあたっています。

  • 看護師が採血をしながらじっくりお話を伺います。
    受診までの生活、薬の評価から次の予約日まで聞き取り、気にかけていることなどもカルテに記載。
  • 栄養相談が必要な方には、次に管理栄養士が個別相談を行い、そのポイントをカルテに記載。
  • 医師はそれらの情報を基に患者様とお話します。

インフォームドチョイスが治療の基本

当院ではインフォームドチョイスに基づいた治療を
行っています。患者様にはご自身の状況や糖尿病の病態についてや、食事療法と運動療法は必須の治療であることを説明したうえで、

①入院     ②インスリン治療
③経口薬    ④食事療法・運動療法のみ

という4つの治療方法をお伝えしたうえで「あなたはどれにしますか?」と患者様ご自身が選択できるようにしています。薬物療法は、やりたい人とやりたくない人が両極端に分かれます。例えば薬を飲みたくないと思っている人に

「HbA1c 値が10%ですから」と薬を処方しても患者様は服薬されません。医師に面と向かって嫌だとは言いませんが薬をもらって帰っても飲まないのです。一方で「HbA1c値 が6%だから」と一方的に食事療法の指導だけにするとわぎわざ来たのに薬も出してくれなかったと来院されなくなるケースもあります。この場合は軽い薬を処方して通院の継続を促したほうがよかったことになります。つまり患者様の希望はそれぞれ異なり通院を継続するかどうかは医師との最初の関わり方で決まるわけです。患者様お一人おひとりの事情や希望を考慮した治療選択がpatient-centered approachという言葉で表されますが、数々の失敗を乗り越えてこの方法に行きついたものです。

患者様の9割が経口薬を選択~インスリン導入を回避

インフォームドチョイスの結果、入院や注射よりも経口薬を選択する方が圧倒的に多く、患者様の7割は経口薬での治療となっています。特に、DPP-4阻害薬の登場によりインスリン治療から経口薬に切り替えた方が、当院では何十人もおられます。注射の必要がなくなるというのはストレスの軽減につながりますし、また、経済的な負担が軽くなるというのも患者様にとって大きなメリットです。ただしDPP-4阻害薬にスルホニル尿素(SU)薬を併用する場合にはSU薬を半量にしています。当院の160例における後方視的臨床研究においてDPP-4阻害薬と併用する場合にはSU薬はたとえ低用量であっても半量に減らさなければ低血糖を起こす可能性が高いことが明らかになっています。一方で、半量に減らした患者様では、1例も低血糖を起こさず、かつHbA1cの値は半量に減らさなかった患者様と同等で有効性は劣りませんでした。

療養指導について

新規の患者様を対象とした糖尿病教室を2カ月に1回開催しており、医師と管理栄養士が2時間半程度にわたり講義を行っています。また食事療法は管理栄養士が個別の栄養指導を行います。

患者会などについて

当院には検査などで朝食を抜いてきた患者様がご持参のお弁当を食べることができる食事室を用意しています。また、患者様同士の交流の場として患者会『北辰会』があり、会員数は約80人にのぼります。パークゴルフ会やゴルフ会、一泊旅行、新年会・総会、おしゃべりランチなどたくさんのイベントを行うほか、患者様手作りの「北辰会だより」を毎月発行しています。1泊旅行などには医師やスタッフも積極的に参加し、患者様との親睦を深めています。